トロントのホームステイ先で犬にヤられてしまった話

ホームステイも1週間ほど経ったある日、僕はホームステイをしている家に一人でいた。リビングで優雅にコーヒーを飲んでいたのだ。

 

家には犬がいるのだけど、さすがに数日一緒にいるとだんだん慣れてくる。ところどころにオシッコやらうんちをしてしまうのが嫌だけど。ちゃんとしつけて頂きたい。

 

で、犬が家の中をウロウロしてても特になんとも思っていなかったし、よく見ると可愛くも見えてきた。

近くに寄るだけで最初はビビっていたのだが、ちょっと撫でてあげられるくらいにはなっていた。大した成長っぷりだろう。

 

で、この日もそんな家でうろちょろする犬をよそにコーヒーを飲んでいたわけだが、そこで事件は起こった。

 

少し目をそらした後、ふと玄関の方にいる犬に目をやった。

 

衝撃が走った。

 

そんな…

 

そんな馬鹿な…

 

嘘だ…

 

 

その犬が、オシッコをしていたのだ…

 

 

 

 

僕の靴に。

 

僕は自分の目を疑った。

 

慌てて立ち上がり、駆け寄った。

 

その犬がオシッコのポーズを僕の靴の横でとっていたのだ。嘘であって欲しかった。あくまで靴の近くでしてしまっただけだろうと。

 

 

だがそんな僕の願いもむなしく、がっつり僕の靴にしていたのだ。

 

その犬のおしっこにより、がっつり靴が黄ばんでいた。

 

この靴、極寒のカナダのために買った新品だ。

 

寒いところでも余裕で履ける高性能な靴だ。

 

高かった。

 

ブーツ。

 

そう、犬にとっては高さがちょうどよかったのだろう。

この靴にオシッコをかけられたのだ。

 

中まで黄ばんでいた。

 

勘弁してください。

 

いやだいやだいやだ。

 

こんな経験初めてだからどうしていいかわからない。

 

洗う?どうやって?ホームステイ先でどう洗うの?ブーツってどう洗うの?世間知らずな僕にはよくわからない。

 

で、家のパパ&ママが帰ってきた時に言ってみた。

 

この犬が俺の靴にオシッコをかけた、と。

 

 

「そんなはずない」的なことを言われた。

 

 

 

いやいやいやいやいやいやいや

 

僕だってそう思いたい。

 

犬のオシッコかけられた靴なんて履きたくない。

 

パパが一生懸命僕の靴を拭いてくれていた。

 

ママは「靴の横でしたんでしょ?うちの犬は賢いからそんなことしない」だって。

 

 

 

 

いやいやいやいやいやいや 

 

その現場俺見てたからね。がっつりかけるとこ。中まで黄ばんでるんだっての。

 

パパは拭いてくれたけど、拭いただけで済むかボケ。(あ、でもありがとうパパ)

 

ちなみに僕は電車のつり革とか触るのに抵抗があるちょっとした潔癖です。ことあるごとに手を洗わないと落ち着かない性格です。

 

そんな僕が自分の飼い犬でもない犬にオシッコかけられた靴を、拭いただけで履けるわけがないでしょう。

 

もちろん英語でそこまで伝えることはできなかった。

 

「うちの犬は賢い」

 

そればっかりだった。スマートなのだと。

 

犬が賢かろうがお前は馬鹿だろ。

 

ついそう思ってしまった。

 

そもそもその辺にオシッコやらうんちやらしてしまう犬が賢いわけないだろう。

 

とりあえずこのことはエージェントに伝え、除菌できる方法を調べてもらった。

 

でもね、潔癖っていうのは、汚いものを触りたくないんですよね。

 

つまりこの靴を綺麗にするには触らなきゃいけないワケでしょ。でも犬のおしっこついてるワケでしょ。だから触れないわけでしょ。つまりキレイにできないの。

 

でも捨てたくない。高かったから。

 

とりあえず二度とおしっこされないよう、その靴は家の高いとこに移動させた。

 

そして2度とホームステイなんかしない。

 

そう心に決めた28歳の昼下がり。

 

次のお話はこちら>>トロントのホームステイもやっとしゅーりょー。最後の晩餐はなんと…

 







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