池袋にある「とんかつは飲み物。」に行った時にうまれたモヤモヤ

池袋にある、「とんかつは飲み物。」をご存知だろうか。

 

あの「とんかつ」を、ジュースやスムージーやシェイクにした最先端なドリンク専門店ということではなく、あくまでごく普通のとんかつ屋である。

 

 

まぎれもなくとんかつは、食べ物だ。

 

だが、このような店名をつけられれば気にならないワケがない。

店側の思うツボである。

 

そして、行ってきた。

 

訪れた時間帯は決してランチのピークということではなかったが、そこそこ混んでいた。店内もめちゃめちゃ広いというわけではない。

だが食券を買っている間に、運良く1席カウンターが空いた。

 

大量のとんかつをのせられた定食もあるようだが、値段的に厳しいと思ったのと、今回は初めてということもあり、一番無難なとんかつ定食を注文した。

 

そしてカウンターに座り、定食が出てくるのを待つ。

 

 

スマートフォンをいじりつつも、時折ぼーっと目の前にある湯呑みやタレ類を眺めながら、ただただとんかつ定食を、待つ。

 

 

 

んっ……?

 

 

 

 

これは…?

 

 

お惣菜無料トッピング…?

 

 

無料……?

 

「お好きな手作りお惣菜を3種類お選びください」

 

3種類…?

 

 

え…無料で3種類もいいの…?

 

 

だが、どのタイミングで頼めばいいのかがわからない。

 

食券を買うときだったのだろうか。

 

食券を買う時、お惣菜を選ぶボタンがあり、自分が見落としてしまったのだろうか…

 

それとも今か…今、声を上げ、店員さんに頼むのだろうか…

 

まさにそう考えていたそのときだった

 

「お客様、トッピングお決まりでしたらお伺いします」

 

一瞬ビクッとしてしまったが、それは自分の隣に座っている、自分より一足先に店に入り席についた客に対して向けられた言葉だった。

 

 

な、なるほど…

 

店員さんが聞いてくれるのか…

 

だが、自分の番はいつだ…いつ聞かれるのだ…

 

隣の客は、聞かれた瞬間に、すぐに番号でササッと答えていた。慣れているのだろう。

 

だが自分は今日初めてだ。

 

この10個のトッピングから、瞬時に3つを選ぶのは至難の業だ。

 

どうする…隣の客が聞かれたということは、次は自分ではないのか…

 

そう思ったその瞬間だった。

 

「お客様、トッピングお決まりでしたらお伺いします」

 

キタ…今度は紛れもなく自分に向けられた言葉だった。

 

感じの良い30代前後くらいの男性店員が、トッピングを自分に確認してきた。

 

だが、まだ選ぶことはできない。

 

わからない。

 

ポテトサラダは確かに食べたい。

 

山形だしの豆腐も食べたい。

 

だが、その他のメニューはいくつか正体不明でよくわからない。

 

そしてとんかつがどのくらいのボリュームなのかもよくわからない。トッピングを3種類も頼んだら、食べきれないかもしれない…

 

どれだ…どれが正解なのだ…

 

そう思っているうちに、時間は過ぎていく。

 

決してお店は暇ではない。

 

店員さんはサクッと確認して次の業務に移りたいだろう。

 

トッピングで迷うなど、申し訳ない。

 

どんどん焦りが強くなる。

 

まずい…トッピングが…選べない…

 

ポ、ポテトサラダか…

 

だが、3種類選んでいいのだ…

 

ん…?3種類選んでいい…?これはつまり、3種類でなくてはいけないのか、それとも3種類以内なら何種類でもいいのか…

 

どっちだ…だがまぁ3種類でなければいけないなんてことはないだろう…

 

だがそれならそれで、何を選べばいい…俺は何が食べたい…

 

ポテトサラダなのか…だが、とんかつにポテトサラダは少し重いのではないだろうか…

 

思い出せ…これまでの人生の中で食べたとんかつ定食に、ポテトサラダは付いていたか…

 

 

そう思っているうちに、さらに時間は過ぎていく。

 

まずい…時間がない…店員さんはそろそろ本当に答えてほしいだろう…トッピングにこいつは何を迷っているんだと、そう思っているに違いない。

そして自分の次にはあとから入ってきた客のトッピングも聞かなければいけない。

 

早く答えなければ…だが、せっかく無料ならやはり3種類たのみたい…なんだ…何がいい…

 

 

結局、答えは出なかった。そして、焦りに焦り、最終的に自分の口から出た言葉は、

 

 

「あ…な、なしで大丈夫です…」

 

 

……。

 

 

言ってしまった。

 

全然大丈夫ではない。トッピングは欲しい。

 

だが言ってしまったものは仕方がない。とんかつの量がそれなりに多く、

 

「あ、これならトッピングとか別になくてもいいじゃん」

 

そう思える事を、期待したい。

 

そうだ、トッピングを食べに来たわけではない。

あくまで、「とんかつは飲み物。」というネーミングセンスに惹かれ、試しに来てみただけだ。トッピングに惑わされるなんて、どうかしている。

危うく、本来の目的を忘れるところだった。

 

そして、いよいよ注文したとんかつ定食が出てきた。

 

 

ぷっくらとしたお米、だしがしっかり出ていそうな味噌汁、衣のサクサク漢が見るだけで伝わってくるとんかつ。

 

 

だが

 

 

 

…トッピングが欲しい。

 

結局そう思ってしまった。

だが、もういらないと言ってしまっている。後戻りはできない。

いや、もしかしたらまだ間に合うかもしれない。今からでも

「あの…やっぱりトッピングを…」

そう言えば、出してくれるかもしれない…

 

だが、今更感が強い。

もう、遅いのだ。

 

トッピングは、諦めるしかない。

 

そうだ、あくまで目的は、とんかつだ。

そして、口にとんかつを運ぶ。

 

 

普通に、美味しい。

衣はサクサクで、肉も柔らかく、食べやすい。ご飯もすすむ。

 

なんだ、名前のインパクトだけでなく、普通においしい定食屋さんじゃないか。

 

 

トッピングが欲しい

 

 

これなら、これからもとんかつが食べたくなったらまたここに来たいと思えるほどだった。

 

 

 

トッピングが欲しい

 

あっという間に完食してしまった。

 

 

 

 

 

トッピング、欲しかったなぁぁぁぁああああああああ!

 

 

でも、また来たい。

ちなみに、他の方のブログや口コミを見ると、悪い評判もあったが、個人的には悪い印象はなかった。ただ、僕は味にうるさくないので、味に関してはそんなに参考にはならないかもしれない。

 

だけど、これから初めて訪れるという方は、トッピングを3種類心に決めてから行くといいだろう。

とんかつは飲み物。

  • 住所>> 東京都豊島区池袋2-53-11
  • 営業時間>>昼11:00~16:00(L.O.15:30) / 夜17:30~22:00(L.O.21:30)
  • 池袋駅西口から徒歩5分、走ったら1〜2分(足の速さ、天候、体調により多少の誤差あり)
  • 年中無休、現金のみ

>>とんかつは飲み物。公式HP







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