食事中にくちゃくちゃ音を立てる人間がいた場合の対処法

これは非常によくある悩みではないだろうか。

食事の最中に「くちゃくちゃ」と音を立てて食べる。たったそれだけのことでもそういった人間が近くにいるだけでその食事を美味しく食べることなどもはや不可能だ。

皆さんはそういった人間と出くわしてしまった場合、どう対処しているだろうか。
おそらく、泣き寝入り がほとんどではないだろうか。

この問題において、もっとも厄介なのはその当人に自覚がない ということだろう。

だから人前でその当人はこちらが今どれだけ不快な気持ちでいるかもわからずさも当然かのようにくちゃくちゃくちゃくちゃと音を立てる。

たとええそれが美味しいイタリアン、高級なフレンチ、話題のラーメン屋や女子力高めなパンケーキ屋、知っているというだけで「通」と思われそうな隠れた定食屋だろうと奴らは平気でくちゃくちゃくちゃ とまるでBGMかのように奏でてくる。

これは罪ではないのだろうか。

考えてみてほしい。例えば仕事の同僚とご飯を食べに行ったとする。

自分は今月余裕があるから1200円のエビフライ定食味噌汁付きご飯大盛りを頼んだとする。そして同僚は今月金欠だから860円の肉野菜炒め定食を頼んだとする。

1200円もするのだからもちろんこのお店のエビフライはオーダーが入った後に丁寧に揚げ、できたて熱々のエビフライを提供しているだろう。もちろんサラダも付いてくるし、ご飯は東北、おそらく新潟や山形などのコシヒカリを使用している。味噌汁だって自家製の味噌、綺麗に切られた豆腐に産地直送の新鮮ワカメを使用しているはずだ。

 

対して肉野菜炒めは860円だ。もちろんこのお店はそれなりの食材を使っているだろうからそこそこな肉とそこそこな野菜を炒めているかもしれない。だが調理の行程は遥かにエビフライ定食よりも短いだろう。仕込んであった肉と野菜を炒め、ご飯を盛れば終わりだ。味噌汁は付いていない。

つまり、かなりの確率で860円の肉野菜炒めが先に出てくるのだ。

この時、同僚は早く食べたい気持ちを全力で隠し、もう一人のエビフライ定食を待つだろう。そして

「あ、先食べてていいよ」という一言を全力で待つのだ。

そしてその待ちに待った「先食べてていいよ」が相手から発せられた瞬間、魔の時間が訪れる。

そう、その彼はくちゃくちゃくちゃくちゃと音を立てて食べ始めるのだ。

もちろん彼に悪気はない。自分はあくまで皆と同様ただ食事を嗜んでいるだけなのだ。

だが、1200円のエビフライ定食味噌汁付きご飯大盛りを頼んだ方はこの上ない嫌悪感に苛まれるだろう。

例えるなら満員電車で周りが40オーバーのおじさま方で香水なのか加齢臭なのかよくわからない謎の匂いを撒き散らす者で満たされていた時の息苦しさ、

もしくはその満員電車から降りようとしたのにドア付近にお立ちのお客様が一度降りてくれないことによって自分がなかなか降りれなかった時の苛立ちにに似ているかもしれないし似ていないような気もしている。

この時のエビフライの方の気持ちは痛いほどわかる。だが肉野菜野郎はそんなことに全く気づかずすっとぼけた顔で延々と肉野菜炒めを頬張り白飯を口に運ぶ。このすっとぼけた顔がなんとも憎らしい。

そして何がきついかといえばこの問題の最大の重要点、

 

言いたいのに言えない。

 

これだ。

言えれば楽なのだ。「音立てないで食べてくれ」と。

たったこの一言で全ては解決するのかもしれないのだ。

だが言えないのだ。もしこれを言えるような人間で溢れていたらその肉野菜炒め野郎はとっくにくちゃくちゃは治っているはずなのだ。

つまり皆言えないからその肉野菜炒め野郎は大人になってもくちゃくちゃ音を立ててしまうのだ。

だがエビフライさんは1200円も払っているのだ。

肉野菜炒め野郎と エビフライさんには340円もの差がある(計算あってる?)。そしてこの後、数分後にはエビフライ定食が運ばれてくる。だがすでにメンタル的には美味しくそれをいただける状態ではないのだ。

エビフライさんは悩むだろう。自分の方が高い金額を払っているにもかかわらず安く済ませた方が美味しく食事を楽しんでいるのだ。これは罪ではないのだろうか。だったらエビフライさんはどうせ美味しくいただけないならもっと安い生姜焼き定食680円ご飯普通盛り味噌汁なしを頼めばよかったではないか。

つまりこのくちゃくちゃ音を立てるという行為は相手から金銭を奪っている。今回で言えば1200ー680=520円も奪われている。もう少し足せばもう一食食べれる金額だ。これはいわば窃盗罪に当たってもおかしくはないのではないか。

そしてさらにもしその肉野菜炒め野郎がくちゃくちゃ音を立てながらまさかの話しかけてきたとしたらどうなるか、

 

 

 

 

しゃべるんじゃねぇさっさと食い終われ。
そんな気持ちになるだろう。

この問題からもう目を反らすべきではない。正面から向き合わなければいけない。

ではどうすればいいのか。

当人に自覚がない以上、音を立てるな、とストレートに言っても伝わらない可能性もある。

なぜなら彼は、いやその肉野菜炒め野郎はこれまで誰にも言ってもらえなかったのだ。「くちゃくちゃ音を立てないでくれ」と。

そう考えると彼は彼でまた被害者なのかもしれない。

だからここできっと言うべきなのだ。このままではこの肉野菜炒め野郎が恋をしてもこれが原因で儚く散ってしまうかもしれない。ここで彼には言うべきなのだ。他の誰でもない、このエビフライさんが言うべきなのだ。

だがきつい言い方では今後の関係に影響を及ぼしかねない。それに完璧な人間などいないのだからこのエビフライさんにだって欠点はあるだろう。ここで肉野菜炒め野郎の恨みを買ってしまうと今後エビフラさんが何か過ちを犯した時に肉野菜炒め野郎によって激しく責められる可能性だってある。

対策を考えなければいけない。

方法は幾つかあるので挙げてみた。

優しく言う。

やはり最初はまずこれかもしれない。だけど、これでは相手が本気にせず、悪びれず、結局他の人間と食事に行った時に同じことを繰り返すだろう。

冗談っぽく笑いながら言う

冗談ぽく言ってみる。だが、これもこちら側が本気ではないと捉え、反省しない可能性がある。そして写真を見れば分かる通り、言い方次第では逆にイラつかせてしまう。

 

自分も同じようにくちゃくちゃやり返す

これは最も良くないと思う。やられたらやり返すでは世界平和など程遠い。

耳栓をする

これはなんか性格が悪い気がする。食事をしながら急に相手が耳栓などしだしたら、ただの嫌味だろう。

殴りかかる

傷害罪で捕まる可能性があり、こちら側が不利になる。

イエェェェェェェェェェェッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブチ切れてテーブルをひっくり返す

店側に迷惑がかかる。やめた方がいいだろう。

 

有無を言わさずガムテープで口を閉じる

まずそもそもガムテープを持ち歩くという習慣を、ほとんどの人間は持っていない。

 

このくちゃくちゃ問題を正式に罪として認めさせるべく法改正のデモを行う

労力と時間がかかりすぎる。署名を集め、仲間を集い、そんなことをしている間に被害者は続出してしまう。

逆にくちゃくちゃ音を立てる食事を出す方が悪いと店員に逆ギレする

これはただのクレーマーだし、これも店にとって迷惑でしかない。

くちゃくちゃ音を立てて食べる様子を動画で撮り、それをyoutubeにアップしコメントを募ることでいかに自分が最低な行為をしていたのかを自覚させ、さらにそこに広告を貼り収入を得ることで正式にユーチューバーとしてデビューして一攫千金を狙う。

 

これかなぁ…

まず動画を撮る分には相手は傷つかない。そしてそれをYouYubeにあげれば目立ちたがりな肉野菜炒め野郎は喜ぶだろう。そしてそこにはきっとそのくちゃくちゃに対して批判的なコメントが寄せられる。つまりエビフライさん一人の意見ではないと肉野菜炒め野郎に教えるのだ。きっと反省するだろう。そしてそこに広告を貼れば今回肉野菜炒め野郎のせいで失った520円も取り返せる。いやもっと稼げるだろう。

 

意外と方法が出てきたことに自分でも驚いている。

だけど、これでもう誰も傷つかずにすむ。

 

 

 

しらんけど。







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